介舟ファミリー
介護ソフト・障害者福祉ソフト
私が子育て支援に関わるようになって18年。この間に子育て家庭を取り巻く環境は変化しました。
その中でもコロナ禍での子育て、それを経て子育ては大きく変化しました。この機会に子育てを通して福祉とは、生活を支えるとはどのようなことを考えたいと思います。
まず、子育て支援って?子育ては家庭・保護者が行うことで、少し前まで子育てを「支援する」という認識かけ離れていました。
もっと言うと、父親が育児を行うというのもなかったわけではありませんが、母親が行うものとされていました。
きょうだいがいて、近所に顔見知りの人が多くいて、子どもに声をかけて子育てを助けてくれて、自分の子どものように叱ってくれる大人は、今はほとんど居ません。
核家族、さらに子どもを育てながら共働き、朝から夜まで時間に追われているのが現実です。
核家族・少子化・共働きの増加・児童虐待の増加など時代の変化と共に「子育て」は家庭・保護者だけの責任ではなく、社会が見守り子育て家庭を様々な角度から支える社会へと少しずつ変わろうとしています。
子育て支援の中に私が働く、子育てひろばがあります。
子育てひろばは0~3歳の子どもとその保護者、妊婦さんが利用する施設です。子どもと保護者が一緒に通う場所です。
子育てひろばでは、自分の子どもや遊びに来ている他の子どもにも誰もが声をかけ、毎日の子育てを家族以外の人が見守ってくれる場所です。
子どもを真ん中に子育てという、ケアと文化を支え合っています。
そこには日々の小さな喜びと苦しさが入り混じっています。思い通り進まない初めての子育て。近くに頼れる人も、何気ない悩みを聞ける人、聴いてくれる人がいない。聞くのはSNS。確かに簡単ですぐ検索できます。しかし、それが正解なのか不正解なのかを判断することにまた悩む。SNSには世界に一人しかいないわが子の子育ては載っていません。だからこそ、子育てひろばの中で様々な人が支え合い、自分の子育てを考え見つけていく場所が必要であり、それが子育てひろばの役割であり子育て支援です。
行政ではなく、制度でもなく心をサポートし隙間を埋める支援が存在します。魔法のような支援や制度はありません。しかし、子育てひろばには子どもの笑顔と子育てを頑張っている保護者を元気にしてくれるピュアサポートと仲間がもう少し頑張ろうと思える魔法をかけてくれます。
そんな大きな家族のような場所がたくさんあることが、日々の生活を支えるのではないでしょうか。
支縁の質~ピンチはチャンス~
権利意識の強い高齢者が増えている!
【第2章】私の考える介護の質~高齢者施設における夕食時間と適時~
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