「介護リーダーを取り巻く難問と解決策」

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介護リーダーを取り巻く課題には様々ありますが、トップ3をあげるとすれば以下の3つが考えられるのではないでしょうか。

● 介護人材の不足
● 職員のモチベーションマネジメントの難しさ
● 職員同士の人間関係

これらは避けて通れない部分だと言えますね。
この3つは互いに関連性を強く持っていて、①~③のどれか1つに問題が発生すると、ドミノ倒しのように問題が拡大するのです。

 

それでは、どのようにして行けば良いのでしょうか。

①については相当の仕組みや仕掛けが必要で、このような問題を招かないためには定着と魅力を創ることです。
例えば通所介護で言えば、
「このような関わりをしてみたい。」
「他にはないサービスをしている」
などの魅力や誇りとともに、自分のありたい姿をイメージし、それに近づいている(近づこうとしている)というような育成環境を作る必要があります

次に②ですが、モチベーション、つまり何によって動機づけられるかということを自分はもちろん、リーダーも知っていることが求められるのです。
ちなみにあなたのモチベーションが下がる時はどのような時でしょうか。
自分のモチベーションが下がる要因を知れば、それを招かない環境を意識することができるのではないでしょうか
また、外発的な動機づけとして「なるほど、確かに」という納得に繋がる学びや気づきも良い効果があります。

最後に③の人間関係です。
これは離職の直接要因になる訳ですが、多くの職場では「自分で精一杯」というゆとりのなさや、思いやりのなさなどが根底に存在するとともに、基本コミュニケーション能力の低さ(知識不足)と「自分は出来ている」という自己評価が高い傾向などがあると感情的なコミュニケーションをするようになります。
リーダーは、これらのスタッフ把握を行いながら、必要なアプローチを心掛ける必要があるのです

次回は、マネジメントの質を高める新しい取り組みについてお話します。

井戸 和宏 氏

株式会社IDO 代表取締役

■経歴■

1993年より相模原市・横浜市の高齢者介護施設等に従事。
介護主任・相談員などを経て、横浜市の社会福祉法人、株式会社等で介護施設の統括責任者や施設長を歴任。
日本介護福祉学会・日本認知症ケア学会他、認知症ケアジャーナルなどにて実践事例研究を多数報告。
現在は、年間で延べ240事業所に対しての事業運営に関するコンサルタントとして、事業所に戦略・戦術を伝え、顧客満足度を高めるとともに定着率の改善に高い実績がある。
これらの実績に基づき、組織の健康状態を安定化させるためのオンラインシステムを開発(CAP)、社会に貢献できるよう尽力している。
講師としては認知症介護指導者養成講座、リーダー育成、その他セミナー講師などの実績多数。

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井戸 和宏

組織

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