「学びの実践とその先にあること」

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宮田 英知 氏

相手の考え方や行動を変化させたい場合、やるべきことは怒ることや何回も言うでははく、自分が変わることであると前回までに書きました。

自分の日常を変えるということは、今まで意識していなかったことにチャレンジすることであり、今までと違うことをすることです。
これはみんな嫌なはずです。人は本能的に、脳の構造的に、変化を恐れるものです。

今まで勉強していなかったクラスメイトが勉強し始めて、テストで良い点を取るとこんな風に言いたくなります。
「がり勉!」
言った側の気持ちはこうです。
「私をおいていかないでほしい」
「同じレベルでいてほしい」

誰もが経験があることだと思います。

「学び→実践」はこれに逆らう行為です。
自分の中に「変化に伴う違和感」が強く出て、楽な方に戻ろうとします。つまり、変化前の状態、意識していなかったときの状態に戻りたくなるのです。

 

そうなればせっかくの学びの意味がなくなってしまうので、学びを実践し「違和感」を感じたらこう考えましょう。「私は今、成長している」

失敗は挑戦することで得られる価値である。

価値を手に入れたければ失敗しましょう。
失敗をシェアすれば、相手にとってプレゼントになります。
そして自分は誰かの失敗を受け入れ認める状態でいましょう。
価値は人が決めるものではなく自分で高めるものなのですから。

最後に伝えします。

その人にとって必要な話は、その人が必要な時にしか起こらないものです。
目の前の会話、訪れた勉強の機会に耳を傾けてみてください。

「いつ、どこで、誰といても、与えられる状態の人」

一緒に目指してみませんか?

~ブログで失敗をシェアしましょう~

http://miyatahidetoshi123.livedoor.blog/

「日常」何を意識するか?

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宮田 英知 氏

自分の「日常」が指導・指摘する立場の人であることを意識する。
私はこれが最も簡単に利用者さんへ思いを伝える取り組みであり、介護・医療従事者が行うプロとしての仕事だと思います。
技術を習得するわけではなく、難しい勉強をするのではなく「日常」を意識するのです。
「日常」を意識した人は、行動や言葉、表情、体型、様々なところで気づきや変化があると思います。
介護・医療従事者にとって一番大切なことは「日常」だと思うのです。

例えばこのような管理者がいました。
自分は
「職場の人たちには、幸せになってもらいたい。
もっと楽しんで仕事してもらいたいと思っているので自分の休みはいりません」

この人に「自分の幸せは?」と聞いたところ、
「今は自分のやりたい事は考える時間がないです。」
と返事が返ってきました。
自分や家族との時間を削り自分の幸せを考えていません。

つまり言うことと、やることがズレています。
自分を幸せにできていない人が、人の幸せを訴えても言うこととやることが違うため、どんなに素晴らしい行動だとしてもこの管理者が伝えたいことは伝わりづらいです。

物事は全てがそうで、「日常」からやっていないこと、思っていないこと、考えていないことを伝えたところで、自分がしている事と違うことを訴えている訳ですから伝わりません。
太っている人に「減量しろ」って言われて「お前がやれよ」と思うのと一緒です。
これが同じことを言っても伝わってくる人と伝わってこない人がいるのです。
多くの伝わらない話はこのような現象が起こっています。
介護・医療業界でもこのような現象が日々見られます。

自分の声、表情を意識していないレクリエーション、体操の進行役。
髪がボサボサで自分の身だしなみが整っていない入浴介助者。
自分の親子関係が上手くいっていないケアマネジャー・相談員。
上司の前ではよく動くリーダー介護士。
現場の意見を聞かないで、現場に数字を求める経営者。

笑ってほしい。
楽しんでほしい。
喜ばれたい。
感謝されたい。
話しを聞いてほしい。

こう考えるなら、
まずは自分がそうしてみましょう。
自分から笑いましょう。
自分が楽しめる仕事をしましょう。
喜ばれるために相手の関心に関心を持ちましょう。
「日常」様々なことに感謝できるポイントをみつけ声に出しましょう。
まず、相手の話しを全身で聞きましょう。

「日常」意識して変えられることはいくらでもあります。できることからチャレンジしてみてください。
自分の良いところ、悪いところに気がつきます。
自分で自分のことはあまりわかっていないことが多いものです。

第三回は「学びの実践とその先にあること」について書きます。

「グレートプレゼンターになろう!」

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宮田 英知 氏

私は職員さんに介護技術より、医学的な知識より、「与えられる人でいること」を一番重要視してほしいと伝えています。
それはなぜかというと、どんなすばらしい介護も、どんな最先端の医療も、サービスを提供する人の人間性によって、効果が大きく変わることを知っているからです。
介護・医療を受ける方つまり利用者さんや、患者さんから、「この人の言うことを信じたい」「この人のサービスを受けたい」と思っていただける人であることが、介護・医療従事者のプロとしての「質」と考えています。

どの様な気持ちで介助するか?
どの様な気持ちで手当てするか?
その人にどの様に生活してほしいのか?
どの様な姿になってほしいのか?

そんなことを考えられる人であること。
つまり「いつ、どこで、誰といても与えられる準備をしている人」です。
与える準備ができている人は普段から、その人を理解しようとする姿勢があります。
「承認」の気持ちがあります。
一番仕事ができる人や正しいことを言う人についていくのではなく、自分のことをわかってくれている人についていきたいですし一緒にいたいと思うのです。

そして介護・医療従事者は利用者さんや患者さんの生活を指摘・指導する仕事でもあります。

指導・指摘は改善であり、改善はその人が今までやってきたことを変えていただくということです。

しかし、人の言葉の中には日常の思いや考え方や、習慣が本人も気がつかないうちに出てしまっています。
そして、話し方は身近な人や尊敬する人の影響を受けておると思われます。
ましてや話し方の勉強をあまりしてこなかった日本人において、仕事でいざ、指導・指摘をしても伝えたいことの半分も伝わらないことが多いのです。
この場合、伝え方を知らないのですから勉強するしかありません。

伝え方を学んでこなかった場合、今後、どのような取り組みをしていったらいいか?

話しが伝わるか、伝わらないかの差は「日常」の差です。
伝えたい思いのある人が、伝えたい人のことを
どれだけ見ているか?
どれだけ考えているか?
どれだけ与えているか?
で決まります。

相手を変える前に「自分を変える」です。
これが相手を変える唯一の方法です。
介護・医療従事者に一番意識してほしいことは自分の生活、つまり「日常」です。

第二回は「日常」何を意識するのか?について書きます。