『質』という言葉について Posted on 2019年9月13日2025年2月19日 by 管理者 HOME >コラム>萩原 優 氏 今回、質を語るということで『質』という言葉について考えてみました。普段何気なく使っているが、そもそも『質』とはどういう意味なのだろうか。まずそこから調べてみる事にしました。広辞苑ではこう書かれていました。① 生まれつき、天性② 内容、中身、価値③ 物がそれとして存在するあり方、性質(quality)この中でいったら②、③の使い方をしていることが多いのかなと感じます。むしろこの二つが混同されているのかもしれません。 しかしこれは私自身が『質』について考える前の話です。このことについて考えていたら普段自分の中で使っている『質』の意味はどれに近いかが見えてきたように感じます。これからそれについて話していきます。『質』という言葉の意味を調べた後に、私自身がどのような時にこの言葉を使っているのかを考えてみました。仕事の質、生活の質、質が良い、質が悪いなど。そこから私の中で一番イメージがしやすい仕事に関しての質が良い/質が悪いという部分について考えてみました。自分で質が悪いと思うのはどのような時だろうか、そこからどのようにして質の良い状態に持っていこうとするのかなど。そうやって考えているうちに自分の中である共通点を見つけました。それは必ず自分以外の誰かが存在している事でした。そこから私の中で思っていた『質』というものが明確になりました。「きっと自分だけでは成立しない。人と作り上げていくものなのではないか。」私はデイサービスでの運動指導を担当しています。この際に前もって内容を考えていきます。自分の中で今回は良い内容が出来たと思いながら実際にレッスンを行うと、自分のイメージと違うことがあります。自分にとって良いものが相手にとっても良いものとは限りません。レッスンは進行しますがお互いはすれ違ったままです。自分にとっての良いを押し付けるのではなく、相手にとってもそう感じるものを一緒に作っていく。また次回続きを。 萩原 優 氏 連載一覧 今後について 2019年11月12日 実際の活動について 2019年10月10日 『質』という言葉について 2019年9月13日 プロフィール 柔道整復師■経歴■千葉県出身 東京医療専門学校卒業 柔道整復師専門学校卒業と同時に国家資格である柔道整復師を取得。千葉県にある整骨院に勤務しながら、臨床経験を積む。この業界に入ったきっかけである、スポーツ現場で仕事がしたいという気持ちが再燃し退職。現場での仕事を前向きに受け入れてくれる現在の職場である埼玉の整骨院で勤務するようになる。そこで勤務しながらスポーツ業界だけではなく、デイサービスでの運動指導をきっかけにシニア世代の参加者が多い商業施設での運動指導も担当するようになる。それ以外にも子供達の運動指導などにも携わっている。 関連コラム 『代弁者』というプロフェッショナル 2018年2月13日 一人ひとりの物語に寄り添う 2024年12月9日 介護の質、自分らしさを求めて 2023年11月10日 他のコラムを探す テーマで探す 介護の質介護職食事組織ケアシステム機器 職種で探す 大学教授経営者施設管理者専門職介護関係 \「介舟ファミリー」のお問合せはこちら/ お問合せはこちら 無料体験はこちら 資料ダウンロード