介舟ファミリー
介護ソフト・障害者福祉ソフト
超高齢社会を迎えた日本では、介護現場での人材不足が深刻な課題となっています。その解決策として注目を集めているのが、ICT(情報通信技術)の活用です。介護記録のデジタル化や見守りセンサーの導入により、職員の業務効率化やサービスの質の向上を実現している施設が増えています。 本記事では、介護現場でのICT化がもたらす具体的な効果と、実際の導入事例を6つご紹介。さらに、現場のニーズに応える優れた介護ソフトもピックアップしてご説明します。ICT化に関心をお持ちの介護施設の経営者や管理者の方必見の内容です。
なぜ介護現場でICT化が求められているのでしょうか。その背景を解説します。
日本では少子高齢化が加速しており、それに伴い介護サービスの需要も急速に拡大しています。厚生労働省の試算では、以下の図のように、必要な介護人材は2026年度に約240万人、2040年度には約272万人に達すると予測されています。
一方で、人口減少が進む中、現状の介護職員数のままでは2040年度に約57万人もの人材が不足すると予測されており、介護現場における人手不足は一層深刻化することが懸念されています。
特に、夜勤シフトや身体的負担の大きい介助業務、煩雑な記録作業などが、人材の定着を妨げる大きな要因となっています。このような課題に対し、ICTの導入は業務効率化による職員の負担軽減と、限られた人材でも質の高いサービスを提供できる可能性を秘めた切り札として、大きな期待が寄せられています。
介護業界の人材不足について詳しくは以下のコラムをご覧ください。
介護施設の深刻な人手不足!現状と今後の改善策を徹底解説
深刻な介護人材不足を受け、政府は「介護現場の魅力向上」を重要課題として掲げています。特に「業務の生産性と効率性の向上」は、魅力的な職場づくりの核となる要素として注目され、その実現に向けてICT化への支援を積極的に推進しています。
具体的な取り組みとして、介護ソフトやタブレット端末、介護ロボットなどのICT機器導入に対する補助事業を実施。さらに、科学的介護情報システム(LIFE)の運用を開始し、ICTを活用したデータの収集・分析に基づく介護サービスの質の向上を後押ししています。これに呼応する形で、各都道府県でも独自の支援制度を設け、介護現場のICT化を強力に推進しています。
LIFEについて詳しくは以下のコラムをご覧ください。
科学的介護情報システム(LIFE)とLIFE加算をわかりやすく解説!
介護現場においてICT化を進めることで、以下のような効果に期待できます。
ICT化により、これまで手書きで行っていた介護記録や請求業務などの作業が大幅に効率化されます。
例えば、タブレットやスマートフォンを活用することで、サービス提供の現場でリアルタイムに記録を入力できるため、二重入力の手間を解消できます。さらに、記録の自動集計や分析が可能となり、報告書作成の時間も短縮できます。また、職員間の情報共有もスムーズになり、申し送りやミーティングの効率化にもつながります。これにより生まれた時間を、利用者との関わりに充てることができます。
ほかにも介護の効率化については以下のコラムをご覧ください。
介護現場の効率化を図る重要性とメリット、具体的な手法について徹底解説
ICTの活用により、利用者一人ひとりの詳細な記録を簡単に蓄積・分析できるようになります。バイタルデータや介護記録の推移を可視化することで、体調変化の早期発見や、より適切なケアプランの立案が可能です。また、見守りセンサーの導入により、夜間の状態把握が確実になり、事故予防にも効果を発揮します。さらに、AIによる分析を活用することで、より科学的な根拠に基づいた介護サービスの提供が実現し、ケアの質の向上につながります。
介護現場におけるICT導入事例を6選紹介します。
介護ソフトとは、介護記録や請求書作成、シフト管理などの業務をデジタル化し、職員の事務作業負担を大幅に軽減するソフトウェアです。
介護サービスや福祉サービスなど幅広いサービスを提供している株式会社千歳様は、人気の介護ソフト「介舟ファミリー」を導入しました。導入の決め手としては居宅介護や訪問介護だけでなく、障害者自立支援や訪問看護など全部門を一元管理できる点や、営業対応の良さ、Excelでのデータ出力機能、パソコンに詳しくないスタッフでも使える操作性がポイントでした。
導入後の大きな変化として「請求業務での残業がほとんどなくなり、業務効率が50%アップしました!」と回答されています。以前は月初の請求業務で平均4時間の残業をしても10日までかかっていましたが、導入後は5日程度で完了するようになったそうです。また、訪問介護や訪問看護のスケジュール管理もシステム化され、ヘルパーの労務管理にも活用できるようになっています。
業務効率が50%アップしました!
介護サービスを提供されている社会福祉法人北養会様は、同グループ内の訪問介護事業所での使用実績と、シフト作成からサービススケジュール作成、請求までの一連の工程を一つのソフトで完結できる「介舟ファミリー」を導入されています。
導入後の効果として、月末月初の作業時間が大幅に削減され、残業時間が減少しました。従来は提供表とサービス記録を一人一人照合する必要があり、また工程ごとに異なるファイルを使用していたため多くの時間を要していました。しかし、導入後はシフト作成からスケジュール管理までが一元化されているため、作業時間の短縮はもちろん、サービスの抜け防止にもつながっています。
時間の省略化とサービスの抜けがなくなりました
介護サービスを提供されている社会福祉法人三多摩福祉会様では、8ヶ所の訪問介護事業所での一斉導入にあたり、1年かけて複数のソフトを比較検討していました。最終的に介舟ファミリーを選んだ理由は、別の介護ソフトであるCare-wingとの連携機能、LIFEへの対応、適切なコスト、そして法人が運営する多様な事業体への対応が決め手となりました。
導入後は、介護保険の伝送や結果取り込みが容易になったり、Care-wingとの連携により提供表の確認作業も効率化できたりしたため、月末の業務時間が大幅に短縮されています。
請求作業が格段にやりやすくなり、作業時間が短縮しました。
チャットツールとは、職員間のコミュニケーションをリアルタイムで行えるツールです。急な勤務変更や利用者の状態変化など、緊急性の高い情報を素早く共有することができます。
地域密着型の介護サービスを提供されているA事業所では、登録ヘルパー100名ほどが直行直帰で勤務しており、サービス提供責任者(サ責)との情報共有に課題を感じていました。そこで、利用者に関する情報を早く正確に共有するためにチャットツールを導入しています。
導入にあたっては、個人端末利用者への通信費補助(月2000円)や導入サポート担当者の採用など、必要な投資を惜しまずに実施。その結果、サ責の電話対応時間が1日2.5時間から半分に削減され、情報共有の正確性も向上しました。また、グループチャットを活用することで、ヘルパー同士の情報共有や不安解消、モチベーション向上にもつながっています。
介護ロボットとは、利用者の移乗介助や歩行支援などの身体的負担の大きい作業をサポートし、介護者の腰痛予防や業務効率化に貢献する先進的な支援機器です。
介護サービスを提供されているB社会福祉法人では、職員の介助における精神的・身体的負担が大きいことに課題感をもっていました。そこで、電動ケアベッドと電動車いすが一体になった移乗支援用の介護ロボットを導入しています。この介護ロボットは、車いすをフルフラットにした状態でベッドに横付けでき、介護者1人でのスムーズな移乗・離床を可能にします。
導入効果として、2人がかりの介助が1人で完結できるようになり、職員の身体的・精神的負担が軽減。利用者の表情が明るくなり、居室から出る機会も増加しました。このように、介護者と利用者双方にメリットをもたらしています。
見守りシステムとは、センサーやカメラを活用して利用者の状態を24時間見守り、転倒や徘徊などの異常を素早く検知して職員に通知することで、安全な介護環境を実現するシステムです。
介護サービスを提供されているC事業所は、利用者の安全と健康を守るため24時間体制で行われる巡回・訪室による職員の精神的負担を軽減するため、介護ロボットを導入しました。この介護ロボットを導入することで、マットレス下のセンサーで呼吸・心拍データを計測し、カメラと組み合わせることで利用者の状況をPCやスマホで確認できます。
導入の結果、訪室回数が最大25%減少し、残業時間も月平均3時間削減。スタッフの精神的負担が軽減されただけでなく、睡眠データを活用した個別ケアの実現や、呼吸・心拍の波形から体調変化の予兆を掴むことも可能になりました。
ICT導入時には以下のポイントを押さえて導入することで、より効果的な活用につながります。
介護業務は計画・記録作成から請求業務まで、多岐にわたるプロセスが存在します。それぞれの業務に異なるシステムを導入すると、データの移行や連携に手間がかかり、かえって業務が非効率になるリスクがあります。そのため、ケアプラン作成、介護記録、シフト管理、請求業務など、施設運営に必要な機能を一つのシステムで完結できることが重要です。特にLIFEへのデータ連携にも対応しているかどうかは、要チェックポイントです。
導入時の初期設定から運用開始後のトラブル対応まで、迅速かつ丁寧なサポートは不可欠です。
また、介護現場では、ICTに不慣れなスタッフも多いため、電話やチャットでの問い合わせ対応が充実しているかどうかがポイントとなります。ほかにもオンラインでの操作研修や、マニュアル・動画による使い方の解説など、職員への教育支援体制が整っているかも重要な判断基準です。
数多くの介護施設での導入実績があるということは、信頼性と使いやすさの証につながります。特に、自施設と同じような規模や、同種のサービスを提供している施設での使用実績は参考になります。
また、他施設からの評価や口コミ、具体的な導入効果のデータなども確認することで、自施設に適したシステムかどうかを判断できます。さらに、継続的なバージョンアップや機能改善の実績も長期的な運用を考える上で重要です。
介護現場の業務効率化をお考えでしたら、介護ソフトで人気の「介舟ファミリー」を是非ご検討ください。主な特長として以下が挙げられます。
計画書作成から請求業務まで、介護現場の日々の業務をトータルにサポートします。
計画業務では、過去の作成例を活用できるテンプレート機能で、計画書作成の手間を大幅に削減できます。また、記録業務ではタブレットやスマートフォンでその場での記録入力が可能なため、事業所に戻ってからの転記作業を削減します。クラウド上での一元管理により、記録漏れや転記ミスも防止できます。さらに、サービス利用票・提供票の帳票イメージで計画・実績管理ができるため、請求業務もスムーズに行えます。
導入時のデータ移行から初回請求まで、専門スタッフが親身にサポートいたします。
初期操作説明は訪問・遠隔のどちらでも対応可能で、スタッフの習熟度に合わせて丁寧に指導いたします。導入後も困ったことがあればすぐにご相談いただける体制を整えているため、介護ソフトを初めてお使いになる方でも安心してご利用いただけます。
17,000以上の導入実績と95%という高い継続率を誇り、多くの介護施設で活用されています。
30年以上の販売実績に基づいた信頼性の高い介護ソフトとして、介護ソフトを初めて導入される方はもちろん、他社システムからの切り替えをご検討の方にも自信を持っておすすめできる介護ソフトです。
少子高齢化が急速に進む日本において、介護人材の確保は喫緊の課題となっています。この課題解決の鍵を握るのが、ICT化による業務効率化です。
介護記録のデジタル化や見守りシステムの導入により、職員の負担を軽減し、本来注力すべき利用者様へのケアに時間を充てることができます。ICT化を通じて働きやすい職場環境を整備することは、新たな人材の確保だけでなく、既存スタッフの定着率向上にもつながります。介護現場の魅力向上に向けて、ICT化の推進は避けては通れない重要な施策といえるでしょう。中でも、煩雑になりがちな介護業務を効率化できる介護ソフトの導入は欠かせません。
そこで介護ソフトのなかでも人気の「介舟ファミリー」がおすすめです。
介舟ファミリーでは記録から請求業務まで一貫して管理できるため、業務効率の大幅な向上が期待できます。
さらに、導入時のサポートはもちろん、利用中も手厚いフォローアップを提供しているため、安心してお使いいただけます。
この機会にぜひ一度「介舟ファミリー」をご検討されてはいかがでしょうか。
介舟ファミリーは、介護と障害者福祉の両制度に対応し、事業所が必要な機能を標準で提供しています。包括的なサポート体制があり、初めての利用でも安心して導入できます。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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