人権と尊厳を支える介護 Posted on 2022年4月8日2025年2月20日 by kaida HOME >コラム>藤野 雅一 氏 とは言え高い専門性を発揮するためにはその前段階できちんと踏まえておかなければならい要件があるとも考えています。しかしそれは決して特別なことではなく当たり前の事を当たり前に表現できる人間性だと考えています。相手の状況に思いをはせる事が出来る想像力や優しさと言った豊かな人間性を持ちそれを適切に対象者に伝える事が出来る表現力がとても大切だと思うのです。同じ介護や、相談支援をしても対象者や家族からの評価が二分することがあります。一方では冷たい、親身になってくれていない、物のように扱われた、もう一方では親身になって相談にのってくれた、とても気分良く介護が受けられた…と言った風に。 評価が低いケースでは専門性の発揮が上手くされていない事も考えられますがその全段階で前述の豊かな人間性が表現できていなかったとも考えられると思うのです。専門性を合理的かつ効果的に発揮する為には根本に豊かな人間性とそれをきちんと相手に伝える表現力を認識していく必要があると考えます。それを踏まえた上で次に重要なのが一般常識だと考えます。専門性とはそれぞれの分野の対象者が安楽になり心地良くなるために発揮されるものだと思います。ですから私たちは対象者との関わりの中で少なくとも不愉快な思いをさせてはならないのです。そこで重要になってくるのが一般常識=礼儀だと考えます。礼儀とは相手を不愉快にさせないための作法です。気持ちのこもった挨拶が出来る、お礼が出来る、謝罪が出来るなどごく当たり前のことを当たり前に表現できる事も、サービス対象者の人権と尊厳を支えるためにとても大切だと思うのです。豊かな人間性、一般常識を踏まえた上で専門的な関りを持つ事が出来れば、次は支援者の個性を大いに活かして豊かな支援(芸の域)、つまり質の高い介護・福祉が提供できると思うのです。質を意識して共に介護道・福祉道に研鑽しましょう。 藤野 雅一 氏 連載一覧 人権と尊厳を支える介護 2022年4月8日 個別援助技術はアート(芸術)である 2022年3月10日 介護福祉の質のカテゴライズ 2022年2月4日 プロフィール ■経歴■社会福祉法人 金谷温凊会 所属■略歴■淑徳大学社会福祉学部卒業後、障害者支援施設に通算17年間、高齢者関連事業所に通算8年勤務。2017年より千葉県の高齢化率47%を超える過疎地の地域包括支援センターでセンター長を務める社会福祉士。担当エリアは自分の生まれ育った地域。地域の課題に他人事でなく我がこととして取り組んで行こう!がモットー。高齢者の課題を軸に地域の課題に取り組み、担当エリアから『共生社会』の実現を目指し地域との連携を重ねています! 関連コラム 私の考える介護の質~介護者へ向ける言葉~ 2012年3月12日 介護の質、自分らしさを求めて 2023年11月10日 『私が求める「質」を語る! ~訪問看護リハビリ~』 その1 2017年10月11日 他のコラムを探す テーマで探す 介護の質介護職食事組織ケアシステム機器 職種で探す 大学教授経営者施設管理者専門職介護関係 \「介舟ファミリー」にご興味がある方はこちら/ お問合せはこちら 無料体験はこちら 資料ダウンロード