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介護コラム

萩原 優 氏

柔道整復師

最終回は今後について話していきます。

前回は私が実際に現場でどのように活動しているのかをお話しました。『質』とは人と作り上げていくものではないか、それをどのように現場で表現するのか。ここまで話しました。

前回お話しした通り、私は様々な現場で活動しています。
その中で皆さんの反応を見たり、話をしたりして内容の『質』を上げられるようにしています。
ただそれだけでは足りないなと感じる部分も出てきています。

現場では指導をする人と受ける人がいます。
しかしその人たちだけではありません。
部活動だったら顧問の先生がいたり、スポーツチームならコーチがいたり、それぞれ全体をみてくれている人がいるはずです。
このような皆さんを巻き込むことでより『質』の良いものが出来るのではないかと考えるようになりました。
今までも全くやってこなかった訳ではありませんが、改めてそこの協力が必要だなと感じるようになりました。

参加者の皆さんと作り上げる『質』、そこからもう一つ上の『質』にしていくためにどうすればいいか。
同じ指導現場には多くて週に1回ペースで伺います。
そんな私と違い、常に関わっている人たちが現場にはいます。
デイサービスで言えば、そこのスタッフの皆さんはほぼ毎日利用者さん達と接しています。
そのような皆さんからたくさんの話や気になった点などが聞けると思います。そこから新しい視点のものが生まれるのではないかと思います。

線での繋がりから円での繋がりに。

参加者の方とだけではなく、その人たちを支えている周りの方々とも『質』のいいものを作り上げていけるといいなと思っています。

1回目で話した『質』の意味、覚えているでしょうか?
私が考える『質』は③が近いのかなと思います。
誰かがいるから成り立つし、より良い形を求めようとする。
そういう意味で③がしっくりきました。

これからも皆さんと一緒に『質』の良いものを作り上げていきます。

最後までありがとうございました。

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