人権と尊厳を支える介護

HOMEコラム>藤野 雅一 氏

とは言え高い専門性を発揮するためにはその前段階できちんと踏まえておかなければならい要件があるとも考えています。
しかしそれは決して特別なことではなく当たり前の事を当たり前に表現できる人間性だと考えています。
相手の状況に思いをはせる事が出来る想像力や優しさと言った豊かな人間性を持ちそれを適切に対象者に伝える事が出来る表現力がとても大切だと思うのです。
同じ介護や、相談支援をしても対象者や家族からの評価が二分することがあります。
一方では冷たい、親身になってくれていない、物のように扱われた、もう一方では親身になって相談にのってくれた、とても気分良く介護が受けられた…と言った風に。

 

評価が低いケースでは専門性の発揮が上手くされていない事も考えられますがその全段階で前述の豊かな人間性が表現できていなかったとも考えられると思うのです。
専門性を合理的かつ効果的に発揮する為には根本に豊かな人間性とそれをきちんと相手に伝える表現力を認識していく必要があると考えます。
それを踏まえた上で次に重要なのが一般常識だと考えます。

専門性とはそれぞれの分野の対象者が安楽になり心地良くなるために発揮されるものだと思います。
ですから私たちは対象者との関わりの中で少なくとも不愉快な思いをさせてはならないのです。
そこで重要になってくるのが一般常識=礼儀だと考えます。
礼儀とは相手を不愉快にさせないための作法です。
気持ちのこもった挨拶が出来る、お礼が出来る、謝罪が出来るなどごく当たり前のことを当たり前に表現できる事も、サービス対象者の人権と尊厳を支えるためにとても大切だと思うのです。
豊かな人間性、一般常識を踏まえた上で専門的な関りを持つ事が出来れば、次は支援者の個性を大いに活かして豊かな支援(芸の域)、つまり質の高い介護・福祉が提供できると思うのです。質を意識して共に介護道・福祉道に研鑽しましょう。

藤野 雅一  氏

■経歴■
社会福祉法人 金谷温凊会 所属

■略歴■
淑徳大学社会福祉学部卒業後、障害者支援施設に通算17年間、高齢者関連事業所に通算8年勤務。
2017年より千葉県の高齢化率47%を超える過疎地の地域包括支援センターでセンター長を務める社会福祉士。
担当エリアは自分の生まれ育った地域。
地域の課題に他人事でなく我がこととして取り組んで行こう!がモットー。高齢者の課題を軸に地域の課題に取り組み、担当エリアから『共生社会』の実現を目指し地域との連携を重ねています!

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ニュース(Chromebookサポート)

2022年03月31日

最新デバイス対応!「Chromebook」をサポート。

介舟ファミリーの動作環境において、「Chromebook」をご利用頂けるようになりました。

「Chromebook(クロームブック)」は、Googleが開発した「Chrome OS」を搭載したノートパソコンです。
「Windows OS」を搭載した従来のパソコンよりもリーズナブルな価格で販売されています。

<特徴>

  • 起動が速い
  • データはクラウド管理
  • 強固なセキュリティでウイルス対策が不要
  • 低価格で購入できる

ブラウザは「Google Chrome」となりますので、介舟ファミリーの操作感はこれまでと殆ど変わりません。

動作保証環境
デバイス ブラウザ 帳票
Windows PC
Google Chrome、Microsoft Edge
Excel
Chromebook
Google Chrome
PDF
iPad
Safari、Google Chrome
PDF
Androidタブレット
Google Chrome、Microsoft Edge
PDF

ご興味をお持ちいただけましたら、以下よりお問い合わせください。
訪問でも遠隔でも、貴社に合わせてデモンストレーション対応させていただきます。

リリース(2月リリース)

2022年03月22日

ケアプラン検証に対応できる帳票をサポートしました。

2021年10月より実施された、新しいケアプランの検証制度に対応できる帳票をサポートしました。
新しいケアプランの検証制度の要件は、以下の通りです。

※社会保障審議会(介護給付費分科会)第202回 資料抜粋

ご興味をお持ちいただけましたら、以下よりお問い合わせください。
訪問でも遠隔でも、貴社に合わせてデモンストレーション対応させていただきます。

展示会(CareTEX東京’22来場御礼)

2022年03月15日

CareTEX東京'22 沢山のご来場ありがとうございました。

『CareTEX東京’22』に「介舟ファミリー」が出展しました。
沢山のご来場、誠にありがとうございました。

● 会期 2022年3月9日(水)~11日(金)※3日間
● 会場 東京ビッグサイト 南展示棟(東京都江東区)

まん延防止等重点措置の中「介舟ファミリー」出展ブースにご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました!

『CareTEX東京’22 展示テーマ』
今回の介舟ファミリーブースでは、以下の内容をテーマに出展いたしました。
 ●障害者福祉「共同生活援助/短期入所の請求対応」
 ●LIFE完全対応
 ●介舟ファミリー×Care-wing医療連携
盛況のうちに展示会を執り行うことができましたことを心よりお礼申し上げます。

上記の製品以外にも、
 ●請求と記録を一気通貫できる、記録アプリ連携
 ●Web会議システム
 ●eラーニング
など、業務効率化にお役立て頂ける機能を多数ご用意しています。

ご興味をお持ちいただけましたら、以下よりお問い合わせください。
訪問でも遠隔でも、貴社に合わせてデモンストレーション対応させていただきます。

個別援助技術はアート(芸術)である

HOMEコラム>藤野 雅一 氏

もちろん介護・福祉の質を上げるためには介護の技術や専門知識は必須です。
理論無き実践は蛮行を招き、実践無き理論は空虚であるからです。
「個別援助技術はアート(芸術)である。」
これは、社会福祉学者S.バワーズの言葉です。
バワーズは「個別援助技術は、利用者とその環境の全体またはその一部との間によりよい適応をもたらすのに役立つような個人の内的な力及び社会資源を動員するために、人間関係についての科学的知識と対人関係における技能を活用するアート(芸術)」としました。 
バワーズは「個別援助技術はアートか、方法か、プロセスか」と問題提起し、結論として
「個別援助技術には過程と方法を含むが、それ以上の何ものかがある」
と示唆しました。バワーズはそれを「創造的なもの」と捉え、それにふさわしい言葉としてアートを使ったのです。

 

私たちの携わっている仕事は、世間一般的には排せつや入浴、食事のお世話をしたり困りごとの相談にのったりと多岐にわたります。
勤務先を聞かれて「介護業界で働いている」と返答した時に「えらいわねぇ…」と、いろいろな含みを持たせているんだろうなと言ったリアクションが返ってきた、というような体験をしている人が、少なからずいるのではないでしょうか。
それはきっと、私たちの仕事が高い専門性を持って対応する専門職として世間に認知されていないことからであると考えています。
直接介護にせよ相談業務にせよ、私たちの仕事は対象者の快適で豊かな生活のために様々な技術や技法を活用して対応する極めて専門性の高い職種なのです。

より良い信頼関係を築き、良い援助関係を構築する為に私たちは日ごろ様々な創意工夫をしているはずです。
それはまさに創造でありアートなのです。
私たちが私たちの仕事の本質がアートであるという自負を持ちそれを広く一般に知らしめる様活動することが介護・福祉の質の向上につながると思うのです。

藤野 雅一 氏

■経歴■
社会福祉法人 金谷温凊会 所属

■略歴■
淑徳大学社会福祉学部卒業後、障害者支援施設に通算17年間、高齢者関連事業所に通算8年勤務。
2017年より千葉県の高齢化率47%を超える過疎地の地域包括支援センターでセンター長を務める社会福祉士。
担当エリアは自分の生まれ育った地域。
地域の課題に他人事でなく我がこととして取り組んで行こう!がモットー。高齢者の課題を軸に地域の課題に取り組み、担当エリアから『共生社会』の実現を目指し地域との連携を重ねています!

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展示会(CareTEX東京’22出展案内)

2022年02月18日

CareTEX東京’22 ご来場お待ちしております。

『CareTEX東京’22』に「介舟ファミリー」が出展いたします。

Web会議システムをはじめとして「介舟ファミリー」が提案するテレワーク支援と題し、新たな機能や記録システムをご案内いたします。
また、LIFEの完全対応の他に、展示会で初めて展示する新機能もありますので、ご興味をお持ちの方は是非会場へお越しください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
「介舟ファミリー」のイメージキャラクター「助かっ太」が目印です。

■ 展示会名  :『CareTEX東京’22』
■ 会期    :2022年3月9日(水)~11日(金)  9:30~17:00
■ 会場    :東京国際展示場(東京ビッグサイト)南展示棟
       (〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11番地1)
■ ブース番号 :18-40

詳しくは以下のホームページをご覧ください。
“『CareTEX東京’22』公式ホームページはこちら”

<お問い合わせ>
展示会の詳細が掲載されているリーフレットをご用命の方は弊社までお問合せください。
TEL:0120-006-470 または 045-440-6126
「介舟ファミリー」をご契約の方はサポートセンターのフリーダイヤルでも承ります。
営業担当:青木、有泉

※本展示会への入場には『来場事前登録』が必要ですのでご注意ください。

<その他>
当ブースでは政府・自治体・展示会業界・会場のガイドラインに則り、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して対応させていただきます。
会場の感染症対策について

展示会についてのご質問は、以下よりお問合せ下さい。
※お問合せ内容欄に「CareTEX東京’22について」とご記載お願いいたします。

手厚いサポートで不安がなくなり、私の気持ちにゆとりをもたらしました
【合同会社 梅桃】

会社のご紹介

居宅介護支援事業所を一人ケアマネで対応しています。

受け持ちの利用者様を多く担当せず、一人一人の利用者様に細やかに対応できる事業所を目指しております。

※代表社員 屋比久 ゆかり 様

法人名 合同会社 梅桃
事業所名 ケアプラン由里香
提供サービス 居宅介護支援
職員数 1名
ご利用者様数 介護:20名、支援:5名
サービス提供地域 浦添市、那覇市、西原町、宜野湾市、北中城村、中城村
ホームページ http://careplanyurika.com

課題と成果

 介護ソフト導入のきっかけ

親の介護のため故郷に戻ることになり、何か地域に貢献できないかと考えていた時に、現在持っている資格を利用し一人で開所するにあたり、以前利用していた介舟ソフトを引き続き利用することに決めました。

 介舟ファミリーを選ばれたポイント

以前神奈川にて10年務めた事業所にて介舟を利用しておりました。
クラウド版の利用ができるようになってから、ケアマネの事務作業の効率がよくなったのを実感しました。
また、不明なことがあればサポートセンターにて瞬時に対応してくださる経験があったためです。
一人で事業所を開催するにあたり、不安なく仕事をこなせると思い、躊躇なく継続利用しました。
月額の利用料なども安いですが、それ以上に対応の良さに惹かれました。

 介舟ファミリーを使い始めるときのご苦労など

特にありません。
初回利用のため、利用者のデータ移行がなかったこと。
市町村の基本情報は、営業の方がしっかりと対応してくださったので、安心してスタートできました。

 介舟ファミリーを使用しての感想

  • 導入前と導入後で変わった点がございましたら教えてください。
  • 何か月に1回か来沖してくださる営業の方の細やかな対応により、すごく助けられております。
    ソフト以外の私のメンタル的なサポートもしてくださり、すべての入力などの事務作業終了後、
    「沖縄での一番の不安はなんですか?」
    との質問に
    「仲間がいないことが不安。誰に聞いていいかわからない」
    と伝えたところ、介舟ソフトを利用している【株式会社はっぴー】の遠藤さんを紹介してくださり、気持ちがだいぶ楽になりました。
    また、1回目の伝送についても、細かく対応してくださって感謝しております。
    沖縄の独自のルールに対しても色々な情報を収集してくださって、その情報を元に仕事が円滑に行うことができています。

  • 使用した感想をお聞かせください。
  • 困ったときは悩まず、営業の方に連絡をして対応してもらっています。
    お忙しい中どんな時も、優しく対応してくださって感謝しています。
    サポートセンターについては時間がかかることが多々あり、仕事に差し支えることがあります。
    私の場合そういう時は、営業の方に直に連絡をして解決をすることがあります。

  • 感想や今後に期待する事お聞かせください。
  • 特にありません。
  • 最後に、点数を付けるとしたら「介舟ファミリー」は何点をいただけますか?
  • 100 点

    特に不便なことは感じておりません。
    ストレスなく仕事が進んでいます。
    一人で初めて沖縄という土地で開所をし1年を迎えられたのも、手厚いサポートが私の気持ちにゆとりをもたらしました。
    一つずつ不安がなくなっていき、2年目を無事迎えることができました。
    ありがとうございました。

 最後に、点数を付けるとしたら介舟ファミリーは何点をいただけますか?

100点

特に不便なことは感じておりません。
ストレスなく仕事が進んでいます。
一人で初めて沖縄という土地で開所をし1年を迎えられたのも、手厚いサポートが私の気持ちにゆとりをもたらしました。
一つずつ不安がなくなっていき、2年目を無事迎えることができました。
ありがとうございました。

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業務別の導入事例

介舟ファミリーのご紹介

リリース(移動支援様式変更)

2022年02月09日

移動支援 最新の請求様式(仙台市,目黒区,東大阪市)に対応しました

以下市町村の移動支援サービスの、最新請求様式フォーマットに対応いたしました。

【対応市町村】
 ●宮城県仙台市
 ●東京都目黒区
 ●大阪府東大阪市

介護福祉の質のカテゴライズ

介護福祉の質のカテゴライズ

千葉県の地域包括支援センターに勤務する藤野です。
私たちは行政より委託を受けて、ご高齢者が住み慣れた街で安心して生活し続けることが出来る地域創り、つまり地域包括ケアシステムの推進を担っていますが、我々にとって地域の介護・福祉の質を高めていくことは極めて重要な課題であります。
地域包括ケアシステムを有効に稼働されるためにはこのシステムにかかわる全ての人材の質が高く保たれている必要があるからです。例えば地域において福祉サービスを提供する福祉事業所の介護の質、地域包括支援センターのスタッフを含めケアマネジメントを行うケアマネジャーの対人援助技術やコーディネートの質、そして広義には地域住民の福祉への認識への質、これらの質が高く維持されることが地域ケアシステム自体の継続と質の向上にとってとても大切であると捉えているからです。

これらのカテゴライズは一見すると全く別視点の価値観に感じられますがその根幹に流れるエッセンスは共通しているのではないかと思います。

地域や事業所で発生する虐待や介護事故は無関心が増長させる事態であると認識しています。
生じている事態に関して「所詮他人事」との潜在意識がこういった状況を生み出しているに他ならないと思うからです。
私たち地域包括支援センターにとって一番重要な仕事のひとつとして介護や福祉にまつわる課題が決して他人事ではなく、
自分自身にも降りかかる可能性がある重要な課題
であると広く世間一般に知っていただくことだと考えています。

福祉の専門的な知識や技術もその業界だけで認識されるのではなく、やはり広く世間一般に認知されることで最終的には地域福祉全体の質の向上につながると考えているからです。
介護や福祉がそれを必要とする特定の人だけの特別の物ではなく一般化していくことがとても大切だと思うのです。

藤野 雅一

■経歴■
社会福祉法人 金谷温凊会 所属

■略歴■
淑徳大学社会福祉学部卒業後、障害者支援施設に通算17年間、高齢者関連事業所に通算8年勤務。
2017年より千葉県の高齢化率47%を超える過疎地の地域包括支援センターでセンター長を務める社会福祉士。
担当エリアは自分の生まれ育った地域。
地域の課題に他人事でなく我がこととして取り組んで行こう!がモットー。高齢者の課題を軸に地域の課題に取り組み、担当エリアから『共生社会』の実現を目指し地域との連携を重ねています!

関連コラム

\「介舟ファミリー」にご興味がある方はこちら/

リリース(LIFE連携2.00に対応)

2022年02月03日

LIFE連携 2.00版に対応しました。

1月30日(日)実施のバージョンアップにて、LIFE連携(外部インターフェース) 2.00版に対応しました。

【追加CSVインターフェース】
 ● 栄養ケア計画等情報
 ● NPI評価尺度情報

【追加帳票様式】
 ● 栄養ケア計画書 (通所・居宅)

ご興味をお持ちいただけましたら、以下よりお問い合わせください。
訪問でも遠隔でも、貴社に合わせてデモンストレーション対応させていただきます。